30代前半。若いころから体調不良になりやすかったため、ツボや姿勢矯正、サプリメントについて学ぶ。現在はスクール講師。 長く続けられる体質改善のコツを、分かりやすく紹介することを目指す。
【すらり脚美人!】①O脚とX脚、その原因と弊害とは?
短いスカートやタイトなパンツをかっこよく着こなせたら……、多くの女性が一度はそんなことを考えるものです。

しかし残念ながら、なかなかそれがかなわないのは、O脚やX脚、下半身太りが原因ではないでしょうか。
O脚やX脚というと、つい、見た目だけの問題と後回しにしてしまいがちですが、血行不良や筋肉の減少、その他の骨格の歪みなど、さまざまな症状を引き起こすといわれています。
O脚・X脚で起こる諸弊害
冷え性
むくみ
月経痛
腰痛
関節痛
肥満
など
もはや、見た目だけの問題とはいえませんね。
O脚やX脚を、生まれつきの体型だと誤解しておられる方も見受けられますが、これらは、日常生活の中で繰り返される間違った姿勢が、クセや習慣となったもので、遺伝や体質などではありません。
そこで、原因となるクセや習慣を治さない限り、O脚やX脚は進行し、付随して起こる症状を増やしたり、悪化させていくといえますが、逆を言えば意識することによって、悪化を食い止め、改善することもできます。
カラダの歪みとO脚・X脚の関係
O脚やX脚の原因となる日常生活におけるクセや習慣は、カラダの他の部分の歪みから起こることもあります。

とくに骨盤の歪みや足裏のバランスとの関係は深く、骨盤が後傾しているときはO脚に、前傾しているときはX脚になりやすいといわれています。
偏平足や外反母趾、浮き指の状態が、外側や内側への歪みとなって現れることもあります。
また、働く女性には欠かせないハイヒールですが、かかとへの負担が大きく、また、その安定性の悪さから姿勢を誤った方向へと導きやすいのです。そのためO脚やX脚に関わらず、体の歪みの原因になりやすいといわれています。
職種によっては、なかなかスニーカーで仕事をするなどといったことは出来ないかと思いますが、歩行時間や立ち時間が長い時には、あまりヒールが高すぎないものを選ぶなど、工夫が必要です。
まずはO脚やX脚の状態がないか、簡単に確認してみましょう
ひとりでもできる、手軽な確認方法は以下の通りです。
1:両足のかかとを握りこぶしひとつ分ほど離して立ちます。
2:つま先をまっすぐより15度ほど軽く開き、自然にひざをゆっくり曲げます。
■この時、ひざがどちらを向くかが判断基準です。
外側に向きやすい方はO脚、内側に向きやすい方はX脚と判断できます。

現在はどちらでもない、という方もおられるでしょう。
しかし、O脚やX脚をはじめ身体の歪みは、年齢を重ねるにつれ起こりやすくなっていくもので、油断は禁物です。
予防のためにも、O脚やX脚を知って、定期的な確認とメンテナンスが必要といえますね。
次はO脚やX脚を引き起こすメカニズムや、問題となるクセや姿勢についてみていきましょう!
【すらり脚美人になりたい人あつまれ!】②O脚とX脚、その特徴とメカニズム へ続く!