40代後半。外資系コスメメーカーの販売員後、長年コスメやスキンケアアイテムの企画開発に携わる。現在はフリーの美容ライター兼サロンスクール講師。「基本を大事にしたアンチエイジング」をモットーとする。
リキッド?パウダー?冬に買い換えるべきファンデーションって?
季節によって、化粧品を替えていますか? 1年を通し、同じタイプのファンデーションを使っている方も多いのではないでしょうか。

ただ、季節によって異なるトラブルがあったり、肌質が変わったように感じることもあるのでは。そんな疑問もファンデーションを季節によって使い分けてみると、案外解消するかもしれませんよ!
そこで冬のファンデーションを選ぶポイントと、タイプ別の特徴をご紹介します。
冬のファンデーションを選ぶポイント
夏のファンデーションの悩みは、肌の皮脂による『よれ』ですね。この原因、意外にも『肌の乾燥』というのは、ご存じでしょうか?
夏はエアコンや紫外線によってお肌が内側から乾燥し、それを補おうと余計な皮脂を過剰に分泌しているのです。それでは冬のファンデーションを選ぶポイントは--もちろん「保湿力」ですね。
冬は、外の空気も室内のエアコンも、どこにいても肌が乾燥する状態。基礎化粧品はもちろん、ファンデーションも保湿力で選びましょう。
リキッドとパウダーそれぞれの特徴は?
それでは、リキッドファンデーションとパウダーファンデーションの保湿力に違いはあるのでしょうか。保湿力以外にもそれぞれの特徴を紹介します。

1.リキッドファンデーションの特徴
保湿力は油分が多い分、リキッドファンデーションの方があります。乾燥した肌でもツヤ感を出すのは、断然リキッドタイプ。ただし、オイリー肌の方にはテカリ過ぎる危険も!
また、リキッドタイプとセットで欠かせないのが「フェイスパウダー」。リキッドファンデーションの仕上げにフェイスパウダーを使用すると、より肌のムラや欠点を隠してくれます。
しかし、1アイテム多くの化粧品を揃えなければいけないため、コストがかかるという難点も。
2.パウダーファンデーションの特徴
保湿力ではリキッドタイプに比べると落ちるパウダーファンデーション。ですがお肌への負担が少ないため、敏感肌やニキビ肌の方にはオススメです(油分や界面活性剤などの成分が、リキッドに比べて少ないため)。保湿力は基礎化粧品で補いましょう。
さらにはオイリータイプの方にもパウダーは好相性。そして最大のメリットは、簡単に短時間で仕上げられるという点です。パウダーならお化粧直しも簡単ですよ。

ただし、リキッドファンデーションほどカバー力はありません。そのため何度も全体的に重ね塗りしてしまうと、厚塗り肌になりやすい可能性があるので要注意です。
カラーコントロールできる下地やコンシーラーのピンポイント使いで、隠したいシミや色ムラなどはカバーしましょう。
使用期限にはご注意を
食べ物と同じように、ファンデにも期限があります。開封したファンデーションは細菌の繁殖を防ぐため、半年で使い切りましょう。残ったからと翌シーズンも使ってしまうと、肌トラブルの原因になります。
もったいないと思わずに、シーズンごとに新しいファンデで気持ちよく過ごしませんか。